昨日まで選ばれなかった僕らでも 明日を待ってる
100s
OZ
2005.01.13
TOCT-25583
あまりにも大道過ぎることなので、
書こうか書くまいかちょっと悩んだんだけど・・・。
今更、ほんっと今更で申し訳ないが、
一言言わせていただきたい。
100s「OZ」
、最高じゃないですか。
いろんな人が「イイヨイイヨ!」って言っているのは
もちろん知っていて、でも、中村一義がなぜ100sを
立ち上げたのか、とか、前提条件をなんにも知らない
状態だったので(というか、気付いたら中村一義が
100sになってた。これはビックリした。)、なかなか
手を出せずにいた1枚。
でも、そんな前提条件とかナントカっていうつまらないことは
音楽には全く無関係なシロモノなんですよね。
自分の耳で聴いてみなければ、何も始まらないっていうのに、
何を気難しく頭デッカチに考えていたんだ?あたしは。
2曲目の「A」で、すでに8割方ノックアウトな状態だったので、
そこから一気に夢中でむさぼった。
(っつーか、「A」がシングルカットされていた
ことすら
オイラ知らなかったよ!)
またさ、ブックレットがいーのよ、これが!←おばちゃん風に
ブックレットだけで一つの心地良い世界がちゃんと創られている。
これには頭の下がる思いでした。
「ファーストにして、すでにベスト!」
この言葉は、このアルバムのオビについていたキャッチコピー。
お店でCDを手に取って見た瞬間、「な、なんてベタな!」って
思いましたよ、正直、ええ。ポイントとなるドモリ付きでね。
しかし、百聞は一見にしかず。
この場合は、一聴にしかず。
この1枚は、紛れもなく、ファーストにしてすでにベストでした。
ベスト盤ということではなくて、ベスト・クオリティーでした。
胸張って良し!と言いたくなる1枚。随分と偉そうですけど。
本当は聴くまでずっと構えてたってのが事実です。
人に影響されやすいあたしは、事前情報として「良い」と言われてい
たものが、自分の中で「普通」のランクにまで落ちることはあっても、
「悪い」になることまではそうそうないから。
だから、このアルバムもほんのちょろっと聴いただけで「良い!」に
なることがうすうす分かっていたので、聴く前に相当覚悟を決めて、
・・・というとなんか大袈裟だな。とりあえず一回目は無表情は気持ちで
聴こう、と思いながら聴いた。
簡単に言ってしまえば、それは無理な結果でした。
だって、いいんだもん。
いいものは、誰が何と言ってようが、やっぱりいいんだもん。
途中から、曲が変わるごとに、どんどんワクワクしてる自分
がいるのがはっきりと分かって、「無表情」を装うなんて
無理でした。
多分、これは前評判として「悪い」と聴いてても、あたしは
「コレ、いいじゃん!すごいじゃん!」と単純に思ったに
違いない。そのくらい、シンプルに「良かった」。
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100sと一緒に実はもう1枚、アルバムを購入。
これも、ほんとーーーに今更ながらですが。
「シンクロナイズド・ロッカーズ」
知ってる人はとことん知ってる、the pillows
の15周年トリビュート
アルバム。
この件については、以前にも一度記事を書いている
ように、なかなか
「手に入れる」という選択が出来ずにいた。
その一番の大きな理由は、やっぱり内緒にしておくけど、
その次の理由として、BUMP
がカバーした「ハイブリッド レインボウ」
ばかりを賞賛し、それだけをエンドレス・リピートし兼ねない自分が
簡単に想像できてしまったから、というのがあった。
でも、「OZ」を先に聴いて「いいものは「いい!」で、いいじゃん。」
と再確認してしまったあたしは、1度聴いてダダ漏れ状態になってしまう
「良い!!」の気持ちを止めることがなぜ出来る??な状態になってし
まい。
はっきりさらっと言ってのけます。
「ハイブリッド レインボウ」のみ、本家よりもトリビュートのが良いです。
好きです!
すいません!!
でも、すべて総合して聴いた結果、恐れていた「BUMPのみリピート」には
なりませんでした。そりゃトーゼンよね。あれだけのアーティスト達の
「pillowsの事なら誰にも負けない!」のパワーがギュッと詰まってんだもん。
もっともっと早く出逢っていたかった2枚。
でもきっと時間は問題じゃない。早く聴けてりゃ偉いってワケじゃない。
大事なのは、自分にとって良いと思うことの出来るものと出逢えたか
どうか。
今、あたしの中で最強の2枚です。