ここから、はじめの一歩 | こんな視点もいいじゃない。

ここから、はじめの一歩

今週、なかなか苦しめられた風邪も、やっとひと段落落ち着きました。

仕事柄、睡眠時間がちょびーっとしかなくなろうが

ゴハンを食べる時間がハチャメチャになろうが

なかなか音を上げるような体ではなかったため、

「ほら、あたし、健康だけが取り柄だしー?」などと思っていたけど

そうじゃなかったんだってことを痛感。

健康でいられることって、なんてありがたいんでしょう。

というわけで、最近、すごく健康志向です。

そんな健康志向になっているところに、先輩にあるDVDを借りたもんだから、

かなりロハス!心の中がピッカピカです。

Bank Band with Great Artists & Mr.Children
ドキュメントライブ DVD「ap bank fes'05」




これが、そのDVD。

去年の夏に話題になった、まったく新種のフェス。


スキマスイッチが出たことは知っていたからずっと見たくて、

ミスチルファンの先輩におねだりしてGet!いや、Rent。

Discが3枚もパッケージングされており、ブックレットも超豪華!


(個人的には、大好きなロックエディター・鹿野さんが、

 4ページにも渡る、長い長いレポを書いていたことが驚き&

 じっくり読めて嬉しかった。)



しかし、すごいライブでした。いや、すごいフェスでした。

こうして映像作品でしか目にすることができなかったけど、

充分伝わった。このフェスの主旨や意味が。

そういった意味では、このDVDは、ただのドキュメンタリーを収めた

記録映像ではなかった。すごい力をもってた。


「エコ」という大きな柱を持っていて、

しかし、大人数が集まり、いろんなモノが消費され、

たくさんのエネルギーが必要となるライブという場所で、

はたしてその「エコ」が、どれだけ説得力を持って

伝えられることが出来るのか、と思っていたけれど、


すっごいんだよ。

ライブのための電力や、大量のお客さんのお腹を満たす料理や、

ゴミやその後始末に至るまで、自然の力を充分に借りて、

一番無理なく返せるような仕組みがしっかりなされていた。

例えば、ゴミの分別。

フェス程人が集まる場所には有り得ない、9分別だか、13分別だかのルール。

いやいや、これは無理でしょー、と思っていたけれど。


お客さんが、みぃんなそれを守ってる!!


ちょっとこの光景にはかなり感動させられました。

誰もテキトーにポイポイ捨ててる人がいないの。

みんなラベルを剥がして、これはあっちでそれはこっちで・・・

って、すっごく分別してる。


ステージから、「エコ」を通して、環境、そして繋がる未来について


考えて欲しい、という種が蒔かれ、その蒔かれた種を大切にしたオーディエンスが

それに応えた結果の図のようだった。

普通のライブでも、その成功の成否を決めるのは

ステージ上のパフォーマーだけではない。オーディエンスの力も

ものすごく大事だ、と思うけれど、このフェスは、その連携が最も強い、

もう、大成功だったんじゃないかと思えた。



多分、当たり前なことなんだよね、エコって。

ゴミの分別もそうだし、自然な食べ物が一番おいしいってのもそう。

当たり前なことが一番に決まってるのに、その当たり前なことが

当たり前に出来ない人が多く、そして、そういう世の中になってしまったんだと思う。

利便性や最新鋭のパワーを手に入れようとする余り、

当たり前のことを忘れていってしまう。そしてそれは、しょうがないことになっていく。

確かに目先の便利さはそれで叶えられるし、今は満足もするけれど、

何年、何十年先の未来に、それは大きな仇となって返ってくるよ。



ものすごく、そんなふうに言われているような気がした。



そして、3枚のDVDを見終わってから、

我が家のゴミの分別も早速強化されました。というか、超強化しました。

いや、でもね、ほんと、そうなるから!

今までテキトーにゴミを捨ててた人とかも、このDVDを見たら、

見終わった頃には絶対にそうなるって!一見の価値ありですよ。

そして、何度も言うけど、この作品にはそれだけの力が充分にある。


ほんと、すごいフェス。その一言に尽きました。