こんな視点もいいじゃない。 -5ページ目

辻褄合わせが似合わない僕らだから本音で話そう

最近頑張ってますね「レミオロメン」
3ヶ月連続リリースだそうで、
1月にシングル「モラトリアム」
2月にシングル「南風」
そして3月にはアルバムリリース&武道館ライブと
非常にパーフェクトな活動をされています。
個人的には「南風」よりは「モラトリアム」の方が
好みですが、最近発売されたばかりの「南風」の
なかなかの人気に「ほほぉー!」と思ったりしています。
その証拠に、完成度は「南風」の方が断然高いですね。

などと時には評論家ぶってみたり。


人に自分の好きな音楽を勧めることが
実は苦手なことのひとつだったりします。
「○○ってチョーいいよー!聴いてみてよー!」
って言う人たくさんいるけど、あれが出来ない。
なんだろな。あれって押し売りな感じがしちゃって、
あとちょっと恥ずかしいっていうのもあるのかもしれない。
自分の感性をひけらかすという作業だしね。
(と言ってる割にはblog上で「あれがいい」「これがいい」
 と散々言ってますけどね。blogだとちょっと違うよね。)

でも逆に、人が「こういう良いバンド見つけてさー」って
言うのを聞くのは嫌いじゃない。むしろ好き。
特に熱く語ってくれればくれる程、
「ほぉほぉ」と聞き入ってしまい、
紹介されたアーティストが気になってくる。

だから、それから考えると、あたしが「これチョーいいよ」
と言うことを押し売りを感じる人はいないのかもしれないけどね。

でも、そういう部分って、なんだろな。
すごく個人的な部分じゃない?パーソナルな領域というか。
全世界の人が「ダメ」と言っても、自分が「良い」と感じたら
それが正解じゃない?
だからそういう部分に他人が踏み込むことってタブーだと思うし、
逆にそういう部分を人に明かす必要もないと思う。

そういう意味では、自分が一番好きな音楽については
本気で人に自分の想いを語ったことってないかもしれないな。

とはいえ、そういう部分を明かしてくれる人達について
マイナスなことを言うつもりも、
マイナス要素を思ったこともない。
それはそれでその人達の感性。その人の正解。
それを教えてくれるのは素直にありがたいし嬉しいし。
そしてあたしはそれを、最大限に肯定したいし。

なるほど。
ということはあたしは自分の正解すらひけらかすことの出来ない、
ただ単に、臆病なヤツなのかもしれないな。


と、そんなことをギターをジャカジャカと弾きながら思った休日。
ちなみに本日は休肝日です、ハイ。


追記
「マイナスターズ」 のPV、初めてお目にかかれました。
サイコーにゆるい!っていうか脱力時間を過ごしたい方には最適。
Vo.ヘローのブルースハープ、完璧いらないっすよね、あれ。
いやはや。

アイ・ラヴ・ベアーズ

クマが好きです。
特にシロクマが。
(一部のやりすぎなプーさんは除く)


男性も、極端に細いのよりはクマさん的な感じの人のが好き。



そんなクマ好きにはもうお馴染みかもね、これら。

「リラックマ」「ブラウンダイアリー」


まぁ、彼らはシロクマではないわけですが。


写真の「リラックマ」パート2
パート1 ではレギュラーではなかったコリラックマ もやっと登場です。
カオルさん は大変です、きっと、ほんと。
これはこないだ本屋さんで見かけて、即買い。


「ブラウンダイアリー」は、
フォトグラファーのジュンとイラストレータ-のアサコと
一緒に生活しているブラウンの写真集。
写真のはすでに3冊目の「ブラウンダイアリー・ボン ボヤージュ」
1冊目2冊目 も所持。
なんかね、1~3まで通して見ると、ブラウンの毛並みが
だんだんボサボサになっていってる様子が分かって楽しい。
でもそんな彼はお風呂嫌い。


本気で癒されるんだよ。彼らに。


今日は午後にぐわぁーっと頭使いまくった仕事が引いた後に、
風邪気味な体がガクッと「本格的にキテます」モードに移行しかかった。
ミーティングしてても、声が最強に鼻詰まり+ハスキ-になってるため、
ラ行がすべてダ行へ自動置換。
話してる本人も、聞いてる周りも、なんだかグダグダになっちゃって、
「オマエ、今日、
 マジメな話はメッセンジャーか筆談のみ」

とリーダーに言い放たれ、終了。

なので、今日は早めに切り上げて、
おうち帰って彼らに癒されることとします。
もうね、「なんか最近疲れてるんだよねー。人生に。」っていう方が
いらっしゃったら一度見てみて下さい。
その後の結果までは保証出来かねます。

持ち上がらないくらいに 首をもたげて泣くのかな?

最近やたらとラジオでaiko の2月16日発売予定の新曲を耳にする。
「三国駅」
「さんごくえき」じゃなくて、「みくにえき」って読むんだって。
ばっちり「さんごくえき」だと思ってましたよ。ええ。

1stアルバム からaikoにはがっちり掴まれたまま、
今日まであれやこれやと聴いてきましたが、
実はここ最近の楽曲は、あまりヘビロテ対象には
ならなかったのがホントのところ。
個人的には、彼女の絶頂期は3rdアルバム まで。
その後もずっとCDは買い漁っていたいたけど、
途中からCCCD になってしまった影響もあって、
ほんと、聴く回数はガッタガタにガタ落ち。

カラオケに行った時には友達にデフォでaikoを入れられるあたしですが、
「かばん」 発売直後、「ごめん、歌えない」と言ったあたしを
驚きの眼差しで見ていた友達の顔が今でも忘れられません。


しかしねー。
やぁーーーっとキタかもよ、これ。


「やっぱこの人天才かも」
って、今回はラジオから流れてくるメロディに思わず呟いた。
それくらい、いい曲に仕上げてきました。
ただ一つ、個人的な難点を言ってしまえば、
アレンジがワンパターンになりすぎてやしないか?ということ。
そもそもaiko離れ(?)が進んだ原因の一つもそれだった。
曲調がちょっと似通ってると、「こないだと同じニオイがする…」
と思ってしまいがちになるというに陥りやすかった。

でも、コードの進行の仕方や、転調の遊ばせ方、
そして詞に対する言葉の選び方や絡ませ方は、やはりさすが。
歌に関しては、今、そこらへんで沢山CDが溢れてる中でも、
唯一、安心して聴いていることのできるアーティストだと思ってる。
これは、ライブに行くと、よく分かる。

なんてことはない、コッテコテのバラードなんですけどね。
しかも、まだまだ発売前に何度かラジオで耳にしただけだから、
歌詞も噛み砕いて聴いてないし。
だからこれからどんどん感想は変わるのかもしれないけれど、
久々「すげぇな」と思った記念としてね。

3月にはNewアルバムも発売になる予定。
この先行シングルのおかげで、
これまた、久々、待ち遠しい感覚になってる。

問題は、
早くCCCDから手を引いてくれないかしら、ポニーキャニオンさん。
ということだけですね。
実に惜しい。っつかカンベンしてくれ。

フツーにかっけー!

KREVA
ファンキーグラマラス feat.Mummy-D(マボロシ/Rhymester)
2005.1.13
PCCA-70102


マボロシ
ファンキーグラマラス Part2 featuring KREVA
2005.1.13
KSCL-761



普段はRock畑なあたしですが、
今回のこの人らのコラボはポイント高い!と見ています。
しかも、お互いが同じ日に同じ楽曲で、
レコード会社の枠を超えてリリースってのがなんとも面白い。
ふた組とも、アーティストとしての認知度も
かなり上がってきてる(ってKREVAには失礼か)この時期に、
こんな遊び心たっぷりな試みをやってくれるとは
見てるこっちがワクワクします。
このジャケットもいいよいいよー。
しっかしKREVA、かっこ良過ぎです☆ ←ミーハー過ぎです。

この間、たまたま、
マボロシの方のPVを観る機会があったんだけど、
一番最後に「to be continued」って書いてあって、
あれってどーゆー意味?と。
Part3があるってこと?
ご存知の方、ご一報下さい。

最果てなど無いと知る

ちょっと古い記事だけど、おもしろいもんめっけ。


誰でも世界的DJに!? ブログの進化版 “ポッドキャスティング”
http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/mtv/20050124/mtvent001.html


分かり易く言うと、
自分がテープやMDに録った言葉や番組をMP3化して
blog上に乗っけちゃおう!
そうすれば、アナタもキミも、誰でもDJになれんじゃん!

というお話。

しかも、インターネット上で行うことにより、
・世界中に自分の言葉を発信することが可能
・リスナーは時間に縛られることなく聴くことが可能

という、普通のラジオ番組での難関も楽々突破。

ちょっと考えれば誰にでも考えつきそうなものだが、
「あ、なるほどね~。」という感じ。
おもしろそうなことを考えるなぁ、ほんと。


いろんな雑音はいろんなとこから聞こえてくるにせよ、
なかなか良い時代に生きてるなぁ、と思うよあたしは、素直に。

「Live」という生き物の記録。

そこにあったのは、まさに記録だった。


あの日の心や感情や、感じた圧力、鳥肌を抱えた腕、
そして震えるように胸の前で組んだ手のひらと、
誰よりも高く掲げようと必死に飛んで伸ばした拳。

それらをすべて、正面から受け止めてビクともしなかった人と音楽。



だけど。

浮かんできたのはそれらではなく、

「うわ。15000人って、ステージからはこんなふうに
 見えてたんだ」
「そーいえばこんなアレンジだっけね」
「そうそう、ここは歌詞変えてた」
「Vo.、喉が辛そう…」
「この曲のBass、もっとアップで見たい!」
「一体カメラ何台入ってんだろう」


…etcetc。


今頃分かりました。


ライブは、映像に収めた時点で
ライブではなくなるんだということを。


当たり前なことを言ってると思う。

「Live」って言葉は、まさに
「生き物」「生もの」って意味だもんね。
それをメディアに収録した時点で、
それは「Live」ではなく、
CDやDVDとおんなじ、
「Record」=記録 になるんだね。

そう考えると、
Liveを収録したメディアって
なんとも矛盾したものだな。


そして、LiveがRecordになった時点で、
いくら内容が一緒でも、
双方向が一方向に
その姿を変えてしまうことも分かった。


そう、Liveって双方向なんだよ。


今までライブにもヤマほど足を運んで、
ライブビデオやDVDもたくさん観て来たのに、
なぜ今頃こんなことを感じるんだろう。

今夜、BShiで放送された
BUMP OF CHICKEN の幕張ライブの様子、
かなりのハイテンションで観ていたのに
どんどん冷静になってしまう自分を
認めないわけにはいかなかった。

多分、それは、
あんなにはっきりとガッチリと双方向だったものが、
ガラっと一方向に変わってしまったことが
一番大きい要因なんだろうな。


そこにあったのは、Liveじゃなかった。
Liveを記録した、まさにRecordだった。

肝心な問題はいつになってもわからないよ。

iモード向け、世界最小フルブラウザが登場


というニュースが数日前に
yahooのトップだか仕事関係のDMだかに来てて、
気になってはいたものの、とりあえず放置。
昨日の夜にやっと詳細に目を通したところ、
なんと無料とのこと。
(ちなみに有料なヤツは去年すでにありました
・・・見て見ぬフリでした。)

なので、早速ダウンロード。

・・・。
とーにーかーくー、重いです。
例えばyahooのトップページを全部読み込むまでに
総武線1駅分くらいの時間がかかったような。←電車の中でやった人
「ブラウザとサーバの間でデータを圧縮し、
 パケット量を平均3分の1~4分の1に削減するため、
 パケット料金を節約できる。」

という謳いが見事に霞む気がしてしまうのがなんとも残念。
まぁ、まだまだパブリックプレビューなので、
これからどんどん改良されていくんであろう。
そのうちDoC○Moさんとかに買い取られちゃって、
携帯用のデフォルトブラウザになっていったりするんだろうね。
長い目で見守ってやるか。

あ、ちなみにFLASHには非対応です。
そりゃそーだわな。


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「JOY」 YUKI (ESCL-2618)
2005.01.19 on Sale


PVにやられますた・・・。
人妻でありママだとは思えないキュートさ加減と、
後ろで一心不乱に踊っているショッカー軍団(なの?)に星5つ。
この人はほんといいね。なんか得体の知れないパワーを感じる。
同性なのに同性っぽくない、でも最高にかわいい、っていう
微妙なバランスがうまくマッチしてるような感じ。

っていうか、↑と同じくらい、
最近、YOSHII LOVINSON のボウズ頭にもやられてるんすけどね。
そういや「オーシャンズ12」のブラピもボウズだった。
今年はボウズ・イヤーか?


え!?
スーパーカー解散?
は??

レイニー・レイトショー☆

「オーシャンズ12」
2005.01.22 ROAD SHOW

というわけで、一足お先に先行ロードショーを観てきました。
めっちゃ寒いし、雨ガンガンな中。

※以下、ネタバレや私の自分勝手な感想が散りばめられる
 ことと思いますので、
 まだ観てなくてこれから観に行く予定の方はご注意を!!
 そういう箇所は、なるべく見えにくいカラーにしようと思いますが、
 見えちゃったとしても一切責任は負えません。



まず、何はなくともこれを言わなければなりません。



愛してるわ!ブラッド!!



あのね、フツーに考えたら40代のおっさんですよ。
しかもつい最近、嫁から「悪いけど別居してくれる?」と
言われちゃった人ですよ?
なのに、なんであんなエロいオーラぷんぷんなんだ!!
スーツ姿&その上着を脱いで袖口を折り返しつつ椅子に腰掛ける姿
なんて、そんな在り来たりな所作がものすごくセクシー。
マジかっこいー!

・・・実は冷静に考えると、オーシャンズの面々って
ブラッド・ピット以外にもセクシーで気になる俳優さんだらけなんだよね。
ジョージ・クルーニーやマット・デイモンやらの有名処は言わずもがな、
あたしが特に気になるのは、エディ・ジェイミソンとシャオボー・クィン。
特に「気になる」という点で抜きん出てるのは、シャオボー・クィンかと。
「オーシャンズ・・・」を観た方ならお分かりかと思いますが、
すっごい有り得ないくらい体の柔らかいチャイニーズさんです。
この人のプロフィールがどこを見ても不明。
出演作も「オーシャンズ11」と「オーシャンズ12」のみ(笑)。
演技も個性的なので(っていうか、そうしろ!って監督さんに言われてる
のかもしれないけどね)ついつい目で探してしまう。
今後が楽しみな役者さんです。

内容的には、・・・うーん・・・あたしは「11」の方が好きだったなぁ。
といったところ。
「11」ではミッションを展開してる時、
ホントに楽しそうに生き生きしてて、
それぞれがピッカピカにかっこ良くて、
あたしも観てて楽しかったしドキドキした。
だけど、「12」はそれがない。「ない」と言い切るのは良くないけど、
中心メンバーがミッションの前に軒並み逮捕されちゃうなんて
有り得ないでしょ?フツー。
で、残ったメンバー、・・・いわゆるザコ的なメンツがしっかり仕事を
やりきるのかと思いきや、結局全員逮捕・・・。何やってんだ、と。
いや、話のオチ的にはちゃんと中身が用意されてるんですよ!
ええ、もちろん。
でもね、才能も力もあるメンバーがそれぞれの専門分野でプロとしての
仕事をしっかりやって、スマートにでっかいことをしでかしちゃう、っていう
「11」の空気がすごく好きだったから、
そこの部分に多分に期待しちゃった
のかもしれない。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズが入って「12」という感じらしいけど、
あたしの中ではキャサリンはまだちゃんとオーシャンズの中には入り
きれてないようなイメージ。
今回の作品は、「オーシャンズ11.5」くらいだったのではないかと(笑)。
「13」になったときに、どこまでオーシャンズの一員になりきれているかも
楽しみな
ところ。

そうそう、「13」は日本で撮るよ!ってなことを記者会見でブラッドが
リップサービスで言ってたらしいけど、
そのアイディアはなかなかおもしろいと思う。
「11」ではアメリカで捕まり、「12」ではヨーロッパ、
そしたら次はアジア、中でもジャパンっていう考えは妥当だし。
ただ、無理だと思うけどね。
だって考えてもみて。あんな独特なオーラをプンプン放つ外国人の
集団がそこら辺にいたら、それだけで日本人は皆、警戒するよ。
あっとゆーまに警察に目を付けられて、捕まっちゃうよ!
覚悟して、日本に盗みに来てね、愛すべきオーシャンズ!


追記
mixi でオフィシャルコミュニティがオープンしててビックリ!
しかも管理者が、「Danny Ocean」だって・・・(笑)

得体の知れない焦燥にかられる

今月、どーしても行ってみたい。と思ってたライブが1本ある。
けど・・・スケジュール的に無理っぽいぞ、と。

前に、友達がやってるバンドってことで紹介した
「ズボンドズボン」 のBassが、
今月までのツアーをもって脱退するとのこと。
彼らのアルバムを聴いて、一番耳に残ったのが
Bassの音だったあたしは、脱退する前に絶対に
生のパフォーマンスを見てやらな!と思い、
友達にも「絶対にライブ行くから!」と、
声高らかに宣言したにも関わらず、
どうやらウソツキ野郎になりそうな予感です。
ごめんね。


基本的に、バンドものの音を聴く時には
Bassを重要視してしまう傾向がある。
それはナゼ?と言われると、
ただ単にBassの音が好きだからって部分が大きいんだけどね。

昔はGuitarがめちゃくちゃかっこいい音が大好きだった。
この「めちゃくちゃかっこいい」っていう感じ、
具体的に説明するのが難しいんだけど・・・。

今でも覚えてる。小さい頃に見てた戦隊モノのテレビ番組の
オープニング曲がすごく大好きだった。
「レッドかっこいー!!」と今と変わっていないミーハーぶりも
その頃から存分に発揮しつつも、
でもどっちかっつーと、オープニングを聴くために見ていたような、
というか、そのオープニングが流れると、
ドキドキしながらテレビの前におすわりしていたような記憶がある。
なんと、その曲が収録されたカセットテープまで買ってもらい、
イントロのギターのリフ部分を特に全身全霊で、
今でもまだまだフレーズが思い出せる程(笑)、聴き込んでたっけ。
それが、まだ幼稚園に入る前の、カセットテープの表と裏
(=A面とB面ね)で入ってる曲が違うんだ!ということも
知らなかった頃のお話。

 なのでウケることにあたし、
 日によって流れる曲が変わるんだ!カセットって。
 と真剣に思っていた、子供の頃(笑)
 (要は自分が日によって、AをかけたりBをかけたりしてたため、
  収録曲が変わっていただけなんですが、気付くワケもなく・・・(笑))



それから月日も流れて、モノゴコロって奴もついてきて、
もちろん、カセットテープのA面とB面も区別も理解も出来るようになって、
というか、時はすでにカセット→CDという時代になって、
「めちゃくちゃかっこいいGuitarが好き」
「かっこいいGuitarの音は当たり前」
「Guitarってゆーのは、かっこいくてナンボじゃね?」
という、かなりカワイクない嗜好となっていく。

バンドにストリングスを入れるのが流行れば
「やっぱ弦だよねー!」と言い、
ブラス隊が加わるのがデフォとなり始めれば
「やっぱブラスだよねー!」と言ってみたり。

しかし、
ライブに行き始めるようになり、体で音を感じる・浴びる、というような
感覚になれてくると、断然お腹に響く重低音が気になり始める。
ノルためには拍が必要→リズム隊の音をよく聴く→ノリはリズム隊次第、
というフローが自分の中に出来上がり、
「リズム隊のしっかりしていないバンドはぷーである」←かなり失礼。
という勝手な概念が出来上がる。
これが10代中盤から後半の頃。

なので、今でも、どっしりと安定した心地良さを与えるBassの音が
大好きだし、
何故か、派手で手数の多い(⇒早く叩きゃいいってことではない)Drumが
大好きだったりする。


そんな考え、というか感覚を、いい意味で初めて壊されたのが、
このズボンドズボンというバンドの、「陽」という曲のBass。
あのね・・・うまいのよ。分かりやすく言うと(笑)。
じゃあ、どうしていい意味で壊されたのか、
どっしりと安定した心地良さがない音だったのか?というと、
そんなことはない。
むしろ、若くしてあの安定感バリバリなオーラはすごいと思う。
じゃー一体ナニを壊されたんだ?オマエは、と。


Bassの音が、リズム隊以上の働きをしているのだ。


がっちりと「聴かせる音」として主張していて、
しかもその主張がすんなり通ってしまう。何の嫌味も違和感もなく、
むしろかなり気持ちのいい聴後感を伴った形で。


誤解のないように。
別にね、「聴かせたくない音」を発してるミュージシャンなんて
一人もいないと思うんだよ。
だから、「あのBass、"聴かせる音"を発してるね」っていう表現は
おかしいと思うよ。だけどなんていうの?そーじゃなくてね・・・
ああ、気持ちを言葉に直すって難しい。
あたしのココロの中、カパッと開けて見せてやりたい。

とにかく。
そんな感じになかなかの衝撃を受けたベーシスト、鈴木渉 氏。
1/31(月)、吉祥寺Star Pine's Cafeで、
ズボンドズボンのメンバーとしてラストとなるライブが行われる。

さて・・・。
どんなふうにして早々にシゴトをバックレ・・・基、切り上げようか、
あれこれと思案しているトコロである。

つーかその前に。
チケットがないんですけど!

God bless you!

今年はすげい。
金曜日にイヴをぶつけ、本番を土曜日にしてしまうという
なんて心憎い演出をするんだカレンダー。

というわけで。
え?クリスマスらしいことですか?
そーですねー。
東京ミレナリオでごった返す有楽町の街を
わき目も振らず突っ切って
帝国劇場へミュージカルなんぞを観に
行っちゃったこと
ですかねぇ。


そうなんです。
とうとう帝劇進出ですわ。
なんだこれ?

さんざんウザい程吠えておりますが、
私は「劇団☆新感線」っていう劇団から作り出される
お芝居の世界観が大好きです。
「小劇場」といわれるトコロで、
これでもか!って程、大のオトナが本気で遊んでる、
あの感じをてんこ盛りにしたものを見せてくれる、
あの劇団が大好きです。
(あのあの、ってウルサイ)


一番最初に「小劇場」という言葉が少し霞んで、
「商業演(以下略)・・・?」と思ったのが、
2000年に新橋演舞場で行われた「阿修羅城の瞳」
再演を見たとき。
とはいえ、あの時は今まで足も踏み入れたことのないような
場所に行ける!というドキドキ感と、
実際に作品を観終わった後の感激がものすごく、
「ハコは問題ではない!」とか思ったのが事実。


しかしですよ。

2003年、「阿修羅城の瞳」再々演 in新橋演舞場
2004年春、「髑髏城の七人」(アカドクロ) in新国立劇場
2004年秋、「髑髏城の七人」(アオドクロ) in日生劇場

と来まして。

とうとう昨日、

2004年冬、「SHIROH」  in帝国劇場

なわけですよ。

正直、チケット代は、1枚のお値段でお二人様?ってなもんです。
決して安くはないです。つーか高いです。


ここでおさらいをしましょう。


 しょうげきじょう せうげきぢやう 3 【小劇場】

 商業主義的な大劇場の演劇を否定し、演劇本来の芸術性の追究、
 実験演劇の試演、観客との親和を求めるなどの目的で作られた
 小規模の劇場。
 一九世紀末に起こった改革的演劇運動で採用される。
 また、1960年代半ばから新劇とは別個に次々結成された小規模な
 前衛劇団の総称。

            三省堂提供「大辞林 第二版」より



ファンの皆様、すみません。


新感線は、小劇場ではなくなりました。


ここまで読んで「何をアイツ、好き勝手に言いまくってやんでぇ!」
と思った方。
実は私、否定的なことを言おうと思ってるんじゃないんです。
むしろ、手放しで褒め称えてしまいたい。

どれほどデカイところでやろうと、
どれだけ高い金がかかろうと、
それらを成立させることのできる劇団に
なっちゃったんです、あの劇団は。

正直、毎回観てて身震いがします。
ストーリーがいいだとか、演出がいいだとか、
役者がどうだこうだとか以前に、
すべての空気がピタッとはまる瞬間があるんです。
「あ!だからこの人であり、この役であり、
 この動き、セリフ、歌、音楽であり、
 そしてこの劇場じゃなければダメなんだ!」
って思える瞬間が、ほんの0.1秒くらいなのかもしれないんだけど、
あるんです、そんな「一気に鳥肌ブワッ!」みたいな瞬間が。

そのときに、ほんとに良かったな、と。
チケット取れて良かったな。
来て良かったな。
観れて良かったな。
もっとオーバーなときは、
観ることの出来る目があって良かったな。
「良かったな」と感じることの出来る心があって良かったな。
と。
もう、止まりません。止まれなくなります。


だから、好きなのかもしれません。新感線。


昨日観た「SHIROH」、新感線初の本物ミュージカル、
しかも、ロック・ミュージカルです。
音楽もロックも新感線も、大好きな要素ばかりなのですが、
ただひとつ、ミュージカルが嫌いな私。
理由はタモさんと一緒です。
意味分からん。フツーにしゃべれよ、と。

でもね。
いやー、バカにしたもんじゃないわ、ホント!
「ミュージカル」ってものの概念が、ひょっとしたら
ガラリと変わるかもしれませんよ、タモさん!


主演の中川晃教君。
知ってましたよ、普通に歌うまい人だってことくらい。
でもね、ほんと、なにあれ??
ハンパないです。
生歌があそこまで完璧な人、今まで見たことないです、私。
あそこまで上手いとさー、カラオケとか行った時、
どんな気分なワケー?って思わずつまんない質問をしたい、
という衝動にかられてしまう程。


ほんと、良かった!
そして帝劇をあそこまで程よく汚せるのも
ある意味新感線の力だろうな、と。
ホンモノのミュージカルファンの方々は、ひょっとしたら
ハラワタ煮えくり返っちゃうのかもしれないけど、
でも、それも含めて新感線、愛すべきヤツらですよ!